第1部 講師:磐田救護勉強会 齋藤氏
1.身近にあるものを使ったケガの対応
<腕の骨折>

靴べらを固定具として使い、ラップをぐるぐる巻いて固定。

それから、三角巾でつるしま〜す。
肘のあたりの三角巾を結んでおくと、はずれにくくなります。

最後は、腕と体をラップでぐるぐる巻いて固定。
(もっとぐるぐる巻きにしていいよ)
とにかく、腕が動かないように固定して、病院へ連れて行く。
注意点は、
必ず骨折した方の手の親指が見えるように出しておくこと。
親指が紫色になってきたら強くしめすぎの合図。
壊死してしまうので危険です。観察してね!
もし、な〜んにもなかったら、このように上着の下をまくって、腕を固定するという裏技もあります。
2.捻挫した時の三角巾の使い方

土踏まずの下に折った三角巾の中心を置き、かかとの上(足首の所)で交差させ、前でまた交差。
この時の体制に注意!写真のように前かがみになってね。
交差した中心を指で押さえ、三角巾のゆるみをチェック!
左右それぞれの三角巾の端を、土踏まずまらかかとへ巻いた三角巾の下へくぐらせる。
くぐらせたら、また上へ持って行き、そこでひと結びする。
3.心臓マッサージ体験
人が倒れていたら…
①周囲の確認
車道だったら安全な場所に移動できるか?引火の危険はないか?
危険な場所には近づかず助けを呼ぼう!
②全身の観察
大出血、骨折しているか?していたらすぐに119番通報
③意識の確認
近づいて耳元で話しかける
最初は普通の声で、肩をやさしくぽんぽんと叩きながら
「もしもし、大丈夫ですか?」
2回目は初回より少し大きな声、少し強く叩きながら
「もしもし、大丈夫ですか?」
3回目は、もっと大きな声、もう少し強く叩きながら
「もしもし、大丈夫ですか?」
意識があれば→見守りながら保温し、回復体位をとらせる
意識なし
↓
「だれか来てください。人が倒れています」
※人がいなければ自分で119番通報
もし、呼吸をしていなかったら…
出血や骨折の確認をして、心臓マッサージ(胸骨圧迫)開始
1分間100回のペースで30回
左右乳首の真ん中を、両手を重ねて、まっすぐに5cm以上押して戻す
これが、なかなか大変でした。「まっすぐ下に押す」ことの難しさ。
自分が力を入れる時の癖が分かります。
写真のように小指がわの手のひらの下の部分を心臓の部分にあてるのがポイント!
※救急車が来るまで続ける。通報してから到着まで8分はかかる。1人でやり続けるのは、とても大変!だれでもできるようになったらいいね。まずは、家族に伝えよう!
赤ちゃんは、指2本を心臓にあて、体の厚さの3分の1が沈む強さで押します
幼児は、片手で同様に押します。
これも、体験しておくのが大切!
力の入れ具合は体感しないと分からない。
「え〜、分かんない〜、こわい〜」何て言っていたら、死んじゃいます。
この他、保温に使うアルミシートを羽織ってみたり(動くとガサガサ、大きな音を立てるのが気になるね)、着替えに使えるワンタッチ式のテント、広げておくだけで膨らんでくるマットなど避難所で快適に過ごすグッズをいろいろ紹介していただきました。
参加者からは、「実際にやってみると難しい。でも、とっても大切なことだと思った」「初めてこういう講座に参加したが、とても分かりやすく説明してもらって良かった」「いざ、という時に役立てるように、もっといろいろ覚えたい」などの感想が寄せられました。
齋藤さん、ありがとうございました。
次は、HUG(避難所運営シュミレーション)を体験してみたいという人がいたので、また講座を企画します。赤ちゃん連れでも、おばあちゃん、おじいちゃん誰でも参加できますからね。