原発事故で排出される放射性ヨウ素131による甲状腺障害などを予防するために、ヨウ素剤(ヨウ化カリウム剤)を服用することを知っていますか?
磐田市でも備蓄していますが、市内11か所にある救護所でのみ医師や看護師の診断を受けてから配布というのでは、本当に事故が起こった時に、確実に入手し服用できるかは???ですね。
ヨウ素剤は、事故が分かったらなるべく早く服用することが大切で、放射性ヨウ素を体内摂取する前24時間以内で90%以上の抑制、直後服用でも90%以上抑制、3時間以内の服用で40%、16時間以降では,ほとんど効果がないと報告されています。
服用回数は原則1回とし、連用はできるだけ避け、早く遠くへ避難することが大切になります。
2013年5月より、医療用医薬品・ヨウ化カリウム丸の効能効果に「放射性ヨウ素による甲状腺内部被曝の予防・低減」が加わりました。しかし、保険給付はされませんので、自費での販売になります。
販売方法は、薬局に直接行って、薬剤師が必要な情報を聞いた上で使用方法を説明し、販売となります。
販売価:10錠¥500
新生児:約1/3錠・生後1ヶ月以上3才未満:約2/3錠、3才以上13才未満:1錠、13才以上2錠の服用量となります。
以前は、40才以上の人は、放射性ヨードの被曝による甲状腺がん等の発生確率が増加しないと言われてきましたが、近年の研究では、ある程度のリスクが存在する可能性が示され、原子力規制委員会は、40才以上の人も服用するよう対象を拡大しました。
磐田市近辺では、浜松市中区佐藤1丁目23−3「ひまわり薬局」☎053−463−4312、浜松市浜北区高畑15−4「みかん薬局」☎053−584−2230で購入できます。
私は、以前購入した物がありましたが、使用期限が心配だったので今日行って買ってきました。
以前買った物より小さな錠剤になっていたので、薬を飲むのが苦手な娘もなんとかなるかな?という感じです。
娘たちの学校へ行くカバンに入れ、「大きな地震や原発の事故があったら飲もうね」と伝えました。
担任の先生へも「ヨウ素剤を持たせてあるので、災害時には飲ませてください」とお願いしました。
備えておけば安心と思われる方は、どうぞこの情報をご利用くださいね。