
『「ハミガキ」は合成洗剤です』山崎雅保著、坂下栄監修の本を参考にハミガキについて実験をしながら学びました。まず、この本には
「不自然な白さは怪しい。不自然な輝きは危険。無制限に清潔感を求めるなら深い落とし穴にはまることになりかねない。」と書かれています。私達はTVのCMに洗脳されて「ピカッ〜と輝く白い歯は素敵!」と思い込んでいますよね。でも、私達が住むこの自然界には真っ白なんて本当は存在しないんですよね。
一番驚いたのは
「歯磨きには虫歯予防の効果はない」と書かれていた事です。これは、志村則夫著
「歯磨き病」を読んでみてね。面白いです。中央図書館にあります。
写真は、私が用意したハミガキ剤です。左からサンスター「Ora2」本の下は昔からの「なすの黒焼き」(しょっぱいけど気持ちいい。でも、洋服についたりすると取れませんのでご注意を!)お隣は私がアロマ講座で作った粘土と精油の手作りハミガキ剤、その隣はしゃぼん玉とパックスのせっけんはみがき、一番右が子供用オレンジの香りがするこどもせっけんはみがき(エスケー)です。
この中で、Ora2にだけ合成界面活性剤が使用されています。大半の市販のハミガキ剤には洗浄目的に合成界面活性剤が使用されています。
界面活性剤とは、なんでしょうか?これは
「水と油を混ぜ合わせる力のある物質」の事です。
これは、石けん類と合成界面活性剤に分かれます。
石けん類は、人体に安全、自然サイクルの中で分解され他の生物に再利用されます。
一方、
合成界面活性剤は、体内へ侵入し細胞を犯し、健全な生命活動を阻害(環境ホルモン作用)、自然環境を破壊、他の生物にも有害です。
実験1 水と油を合わせてみよう!
ビンに入れた水の中に油を落とし、振り混ぜる。白く濁って混ざったようになるがドレッシングのように時間が経つとまた分離する。そこへ、台所用洗剤を入れて振り混ぜると白濁したまま分離しない。これが界面活性作用で〜す。
実験2 合成界面活性剤は味蕾を破壊する
歯磨き後にみかんを食べて味の違いを比べてみました。石けん歯磨き、なすの黒焼き、粘土とアロマの手作りハミガキ剤では、それほど味の違いを感じませんでしたが、Ora2の後は変な味に…皆さん、こんな経験ありませんか?
参加してくれた人からは、粘土と精油のハミガキ剤を作ってみたいとの希望が出ました。
素敵な香りだし、適度な塩加減。粘土は粒子が細かいので汚れをとるパワーがあります。(でも、磨き過ぎに注意)今度、ワークショップやりましょうね。