3/7のおしゃべり会で市長さんへお伝えした事に対する回答を教育委員会からいただきましたので、報告します。
1.学校給食の放射性物質検査後の対応について
<お願いした事>
・学校給食の放射性物質検査結果を市のホームページで公開しているが、検出限界値はセシウム134・137各々20Bq/kgで合計40Bq/kgとなっている。今までこの検出限界値を超えた食材はない。ホームページには、国の基準である100Bq/kgを超えた食材は給食として提供しないと記載されているが、40Bq/kgを超えたら提供しないで欲しい。
・浜松市では一桁の検出限界値で測定しており、少しでも検出限界値を超えた食材は提供しないようになっている。実際、千葉産のいわし、浜松産のまいたけ、茨城産のれんこんなどが検出されていて、食材を変更している。磐田市のように当日の朝、給食用の食材を学校の調理室へ取りに行き、給食として提供されるまでの時間に測定し結果を出すという検査方法では、検出限界値を低くするのは大変だと思うので、浜松市の検査結果なども参考にして食材を選んで欲しい。
・汚染が心配される魚介類も検査して欲しい
<回 答>
検出限界値の40Bq/kgを超えたら教育委員会と学校との話しあいでどうするか決める。提供しない考えではいるが国の基準値があるのでホームページなどへ公開している情報には、その事は記載できない。
食材は、ほとんど西の物を入れいている。しいたけは九州産。野菜は茨城、群馬、千葉などからも入荷するので調べている。
魚介類の測定だが、魚はほとんどが輸入品で日本の近海物は値段の面からも使うことは難しいので、測定していないが、これからは魚や肉もスポット的に調べていきたいと考えている。
2.シックスクール対策について
<お願いした事>
子どもが通う中学校で体育館の床のワックス塗装工事が行われた。その後、体育の授業で体育館を使用した際、子どもは有機溶剤の臭いで気分が悪くなり早退し、その夜は発熱。次の日まで体調不良が続いた。子どもはそれから体育館で行う体育の授業には出席できなかった。学校へ有機溶剤の残留検査をしているかと尋ねたら実施しなかったという答え。子どもの体調不良のことを伝えたところ、業者へ連絡をとって「塗装に使用している材料は、環境対応型(フォースター認定)で学校環境衛生基準適合である」ことを教えてくれた。その後、新築した武道場へ入った途端、眩暈がしたとのことで、こちらへもそれ以降入ることができなかった。この子どもほどの症状は出ないが、「この臭いはいやだ」という生徒も数人いたとの事。
静岡の北部体育館では、ワックス塗装をした後、保健所に化学物質の残留検査をしてもらったところ基準値をオーバーしていて施工業者の負担で換気扇をつけたという事例もある。
シックスクール対策として揮発性化学物質の濃度測定検査をして欲しい。
<回 答>
新築の武道場は、「室内空気中の揮発性化学物質濃度測定」を行っていて、濃度が定められている7種類の化学物質について基準値以下(10分の1)の結果だった。
<更なるお願い>
検査された7種類の化学物質はシックハウス「室内空気汚染」の原因とされる物質である。臭いを不快に感じるのには個人差があり、「脳」へダイレクトに影響する経鼻毒だけに不安が残る。もっと安全性の高い製品を使って欲しいとお願いした。また、幼稚園などでもワックス塗装の後の臭いが気になるという保護者がいたので、室内の塗装などを行った後は必ず検査をすることと、換気をしっかりして欲しいとお願いした。
以上、教育委員会学校給食管理室と学校総務課さんから回答をいただきました。「これからも何かあったら、いつでもご連絡ください。」と、にこやかな対応に感謝です。
お互いの希望を出し合い、どこで折りあいをつけていくか、よい関係を保ちながら子どもたちのためによりよい環境を協力して創っていきましょう。