1月のおしゃべり会、参加ありがとうございました。

1月24日(木)の「おしゃべり会」(豊田コミュニティセンター和室)に参加して下さった皆様ありがとうございました。
大人9名、子ども6名の方々が参加して下さいました。
主に、話したことは以下についてです。

1、磐田市の学校給食について
→磐田市の給食の食材は、以下のように放射性物質検査が実施されています(磐田市HPより)
<検査の概要>
1 実施の方法
 各施設月1回実施します。(8月は給食がないため8月の検査は実施しません。) 
2 検査をする食材
 生野菜(冷凍野菜を含む)及びきのこ類 その他検査が必要と判断される食材
3 検査をする項目
 放射性物質セシウム134及び137
4 検査機器
 シンチレーションスペクトロメータ
 (検出限界値)
  放射性セシウム134  20Bq/kg
  放射性セシウム137  20Bq/kg
5 検査の方法
 当日調理する野菜等を検査します。検査結果は、給食提供前に各施設へ報告します。
 基準値(100ベクレル)を超えた場合は、その食材が含まれる副食は提供しません。
 牛乳、主食及び基準値を超えた食材が含まれない副食を提供します。
 午前10時30分頃検査結果が判明します。
 牛乳は、日本牛乳協会で自主検査済み
 主食用の米(米飯)及び小麦粉(パン・麺)静岡県学校給食会で自主検査済み

毎日、検査する給食の食材を業者さんが各施設へ取りに行き、給食が提供される前までに検査を行い結果を伝えるという大変丁寧な検査をしてくださっていて、感謝です。
しかし、検出限界値が20Bq/kg(Cs134,137それぞれ)と高いので、これでは安心できない、また、国が定めた基準値100ベクレルを超えなければ、子どもたちに提供されてしまうことも改善してもらえないかという意見が出ました。


浜松市では、検出限界値を3〜5Bq/kgで検査し、少しでも検出されたら給食として提供しないようになっています。また、翌月の食材の産地も分かるようになっていて、この日のこの献立に使われる物は食べさせたくないと保護者から申し出があれば、変わりの物を持たせたりすることもできるということでした。
磐田市でも、給食に使われる全ての食材の産地が分かれば、保護者が判断できるので是非、産地公開に取り組んで欲しいと思います。

実際、茨城産レンコン(Cs-137 14Bq/kg)浜松産まいたけ(Cs-134 6.2Bq/kg、137 14Bq/kg)、千葉県産まいわし(丸干し)(Cs-134 6.3Bq/kg、137 14Bq/kg)と検出された食材があり、まいわしなどはいわしの磯辺揚げや黒はんぺんなどに変更されたとのことでした。


海洋へ放射能汚染水が大量に流出したことは事実なので、水産物の検査を実施して欲しいと思います。
今日の静岡新聞にも「福島第1原発事故による魚類の汚染拡散を防ぐため、港湾内に生息する魚の駆除に乗り出す」という記事が載っていました。「昨年12月にとったムラソイからは25万4千ベクレルの放射性セシウムが検出された。第1原発から約20キロ離れた海域(福島県南相馬市沖)で、アイナメから2万5800ベクレルが検出されるなど、突出して高い値の魚が見つかることがある。」との事です。
日本人の食卓には欠かせない海の幸が、安心して食べられないというのは悲しいですね。


2、環境省エコチル調査シンポジウムの内容シェア
1月23日(水)に環境省が行っている「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」2周年シンポジウムが東京で開催されました。
開催URL
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16140
そのシンポジウムに出席して、話を聞いてきて下さった方がいたので、情報シェアを行いました。

講演「子どもの発達を支える親子のコミュニケーション」(国立成育医療研究センターリハビリテーション科医長 橋本圭司氏)では、子どもの発達が気になったときに、周囲は何ができるのか…。今回はいつでもどこでも、誰にでもできる子どもが伸びる接し方、言葉がけ、タッチケアなどを紹介してくださいました。

まず、疲れやすい子ども(神経疲労)は、頭に酸素が不足している状態の事が多いので、深呼吸することが大切とのこと。(私たちもそうですよね)


1良い姿勢をとる。
2フーと口から息を吐く。
3鼻から吸う。(お腹がふくらむように腹式呼吸で)
4数回深呼吸を行ったら、腕を上へ延ばし、左右に身体を傾けてストレッチ
5腕、身体、足を上からトントンマッサージ

子どもに「さぁ、深呼吸して!」と言うだけではダメで、ママ(パパでもおばあちゃんでも)がまずやってみせて子どもに真似させましょうとの事でした。

小児マヒで手足が硬直してしまっている子には、ベビーマッサージやタッチケアがお勧めとの事。身体の中心から外へ向かって(リンパの流れに沿って)優しくなでるようにマッサージをすると縮んでいた所が伸びてくるそうです。なにより、その子の表情がとっても良くなると…マッサージをすると、リラクゼーションホルモンのオキシトシンがupして、血圧が下がり、脈が落ち着き、筋肉の緊張が緩むということでした。
そして、子どもにマッサージするとマッサージをしているママやパパの表情もとっても良くなるんですよ、と先生の談。相互にリラクぜーション効果が出るそうです。

次は、歩くことの大切さを教えてくださいました。心と身体の緊張は足に現れるそうです。歩き方の良い子は知能も良く、精神も発達しているとのこと。早期教育するより、親子で散歩!子どもの歩き方を観察してみましょう。バランスのとり難い障害のある子も靴底に補助具を入れたりして地に足がしっかりつくようにすると上手に歩けるようになるそうです。そうすると、今までできなかった事もだんだんできるようになると…

子どもへの接し方は、
1せかさない 
2言った言葉をオウム返しにする 
3伝える事は、1つ1つ確実に…(1つできてから次のことを伝える)
4「できない」事をできるように、ではなく「できる」事を伸ばしましょう 
(中学生になってもこれは当てはまると思いました)

この先生、「病院にはね、あんまり来ないほうがいいですよ。人を部分で診ているからね。人の心と身体は繋がっているんです」と言っていました。信用できる先生ですね。



その他にも、
お肉はどこで買っている?
マグロやカツオはどのぐらい食べて良いの?(これ有機水銀が含まれている問題です。1週間に80g以内にしたほうがよさそう)


など、身近な疑問について皆で、情報交換を行いました。
1歳から2歳のこどもたちも、仲良く遊んで時々泣いて…和やかな雰囲気でした。
次回は、3月の初旬に開催予定です。
ご都合が良かったら是非、参加してくださいね!
開催日程と場所は、決まり次第ブログでご連絡しますおすまし


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