浜松の未来を育てる会主催の「チェルノブイリへのかけはし」野呂美加さんのお話会に出掛けてきました。
野呂さんは、チェルノブイリ原発事故で被曝した子供たちを、北海道へ1ヶ月海外保養させる活動を20年間続けてきました。
チェルノブイリから400km離れたベラルーシ共和国で、今なお、食品から内部被爆し続けている子供たちを守るためです。
子供の体は、放射性物質を吸収しやすいかわりに、排出もしやすいのです。だから、空気や食べ物が汚染されてない土地で、正しい食生活とあたたかさに包まれた生活を送ることで、1ヶ月後には、放射能が体の中から出ていってるそうです。小学生時期に海外保養することで、青年期の盛んな細胞分裂期にそなえます。
チェルノブイリでは、200から400km離れた所で、小児甲状腺がんが多発しました。近くよりも、遠くに飛んだ放射能の方が、粒子が小さいため、草木に吸収されやすいからです。そのため、その土地の食品を食べている子供たちは内部被爆し続けていたのです。しかし、当時、小児甲状腺がんを発病するのは、放射能ではなく、海草など、ヨードを含んだ食べ物をあまり食べないからだと言われていました。ベラルーシには海がないという理由で、風土病にされていたのです。
チェルノブイリの子供たちは、甲状腺トラブルのほかにも、鼻血がとまらない、風邪が治りにくい、肺炎、背が伸びない、
腎臓痛、関節痛、傷が治りにくい、中耳炎を繰り返す、などなどなど、病気の花束を抱えてきました。
25年たった今でも、大人になって発病したり、大人になってから産まれてきた子供に健康障害があったりと、苦しんでいる人たちがたくさんいます。
大丈夫じゃないのに、大丈夫と言われた土地に住み、大丈夫と言われた食べ物を食べているからです。
政府は、本当のことを言わないときがあります。安全より、安心を伝えるときがあります。
野呂さんが、3月に福島に行ったとき、測定器は、8,788マイクロシーベルトというとんでもない数値を示していました。
そのとき、親子が普通に道路を歩いていました。中学生が自転車に乗っていました。みんな普通の生活をしていました。
日本の政府も、事故後の放射能拡散分布を公表していなかったのは、周知のことと思います。
国民が、混乱しないためです。安全ではなく、安心をとったからです。
日本の放射能暫定基準は、とてつもなく高いです。安全ではなく、経済保障で基準を決めているからです。
他の国では許されない数値のものを、日本では、基準値以内だから大丈夫といって出回ります。
基準値内だから大丈夫といって給食にも使われます。
でも、子供の被曝はゼロでなければなりません。
被曝した人みんなが発病するわけではありません。でも、もしかしたら、子供たちの命が縮まるかもしれないというだけでも大問題です。大人は、未来のある子供を守らなくちゃいけません。
もちろん完璧は無理です。神経質になる必要はないけれど、無神経にならないでほしい。
福島原発事故からは、半年です。放射能の被害は、5年10年後に現れます。今ならまだ間に合います。
子供たちために、本気になって、考え行動できる社会になりますように。
☆内部被曝は、抵抗力を低下させます。日ごろから、便秘にならないよう心がけましょう。
☆酵素、ビタミン、ミネラル、アミノ酸を効率よく摂取しましょう。
〔酵素食の基本〕
・生で食べられる食材は、なるべく生でたべる。果物など、食前が効果的。
・味噌、漬物、納豆など、発酵食品を食べる。
・腹八分目。よく噛んで食べる。
・喫煙、多量飲酒はさける。
・ストレスをためない。
☆放射能は、木の皮にたまりやすいので、燃やさないようにしましょう。
☆落ち葉がたまるところや、水溜りなどは、汚染濃度が高いので気をつけましょう。
いただいた資料と自分のメモを頼りにまとめてみたので、誤りなどに気づきましたら、お知らせください。
誤字脱字ありましたら、ごめんなさい。
今、私たちにできること。真実を知る努力をすること。かなって思います。
真実を知っても、何をしていいのか分からないかもしれない、何もできないかもしれない。
でも、選択する道が開けるので。
yuki
私も野呂さんの講演に参加しました。
ここ1ヶ月くらい鎌仲さんや今中さんにお会いして話すことができました。
どなたも言うことですが、自然放射線と人工放射線は違うといいます。
自然放射線は生物が適応できたいた、人工放射線のは適応はできない。
チェルノブイリ事故後6年経ち120km離れた廃村で0.41μSv/hで、3/15の茨城は5μSv/h・関東でも4μSv/hが多々あったそうです。
福島の事故前、0.02~0.05μSv/hだった。
放射性物質に汚染された物を燃やすことは小さな原子炉を作るのと同じとも言ってらっしゃいました。
大人も放射性物質を排泄するために便秘を解消するといい。
0.12μSv/hでも吹き溜まりには0.7μSv/hを超えるところもあるって話でした。
鎌仲さん・馬場さんも言っていますが、署名も大事だけど新聞やテレビ
に報道させることが必要で、市町村などは何度も直接行って根負けするまで話すことがプレッシャーを掛けることが出来ると言っていました。
今中さんのお話ではチェルノブイリでは大阪の倍くらいの土地が立ち入り禁止だそうです。汚染された土地は日本の国土の6割にあたると。
今中さんや小出さんのような放射能の専門家でさえ、20μSv/hの高線量地域では碌に立ち入らないとのことでしたが福一周辺では沢山あるとおしゃってました。
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野呂さんのお話、200㎞~400㎞離れたところの方が症状が出やすいというのは、今の首都圏に符合していると思います。
みんなに知らせたいので
よろしくお願いします。
norikoさん、お役に立てるのなら、どうぞ活用してくださいね。
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