「今、1才までに接種する予防接種の種類ってすごいんだよ!」って友達が言いました。
「へぇ〜、どれどれ…」って見たら、本当にすごい!このスケジュール。
ウチの子の時にはなかったヒブ。小児用肺炎球菌、四種混合、任意だけどB型肝炎とかロタウイルス…しかも1種類の予防接種が数回打たないといけないから…ワォ!小さな赤ちゃんにこんなにたくさん打って大丈夫?
ママたちも悩んでいる様子。
私が赤ちゃんだったら打たれたくない。痛いもんね〜!
でも、科学的に見たらどうなんだろう?
そこで、予防接種について調べてみました。
参考にしたのは㈱ジャパンマシニスト社発行の「ちいさい・おおきい・よわい・つよいNo.85」2011年12月25日発行
特集1効果は?安全性は?ヒブ、肺炎球菌、日本脳炎、ポリオ・ワクチン です。
分かったこと
1.ポリオ(ポリオウイルスによって運動神経系の細胞がおかされて、運動障害を起こす病気)
1950年代 日本で猛威をふるっていた(多い時で年間500人を超える流行)
↓衛生状態向上、ワクチン導入
1963年 患者が100人を切る
1980年 この年を最後に患者は出ていない=これから30年間自然感染した患者はいない
・ポリオ不活化ワクチンの開発開始(㈶日本ポリオ研究所)
2001年 上記日本ポリオのHPで、2003年4月から不活化ワクチンが供給可能と発表
2002年 厚生労働省「感染症部会日本ポリオ根絶等委員会」にて専門家たちが「近年、わが国ではポリオによる麻痺は、ワクチン由来でしか起きていない。…生ワクチンを不活化ワクチンに変更することを前提とし、具体的な検討に着手すべきである」と提唱。=国は生ワクチンの問題を認識していたのに、その後10年間も施策を変えず、ずっと生ワクチンを採用してきた
※生ワクチン接種の副作用でワクチン関連麻痺(2001年度からの10年間で15名(ほぼ毎年1〜2名)、二次感染(6名)
2004年 厚生労働省から日本ポリオ研究所へ「不活化ワクチンの臨床試験やり直し」命令
2005年 上記製造承認申請とりさげ(有効性や安全性に問題?)
ワクチンの「たね」になるウイルスを別の製薬会社へ譲渡
厚生労働省は、ポリオ単独でなく三種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)に不活化ポリオを加えて四種混合ワクチンの製造へ方向転換
2012年11月 四種混合ワクチン接種開始
2013年3月 上記ワクチンとヒブ、肺炎球菌、ロタウイルスも接種した6ヶ月の男児死亡
<まとめ>
・今の日本では、ポリオは恐れるような状態ではない。
・新ワクチンの安全性を確かめながら、その必要性もよくよく考えていこう
いじゅういん・まちこ(医療問題研究会メンバー)
監修/小児科医 伊集院真知子
このようになっていました。
「ここ30年は自然感染した患者なし→ポリオワクチン接種により副作用で麻痺、2次感染発症あり」
この事実、ちょっと打つのためらいます。
本当に必要あるのかな?
次は日本脳炎へいきます。